蘇るバルサ潰したスコールズの”スーパーミドル”! 10日にCLで再び激突[映像アリ]

マンUのスコールズ photo/Getty Images

マンチェスター・ユナイテッドは、10日にチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグでバルセロナと対戦する。ベスト16では奇跡の逆転劇でパリ・サンジェルマンを撃破したが、バルセロナも明らかな格上だ。ベスト4へ進むには特別な力が必要となるだろう。

例えば、ポール・スコールズの一撃だ。英『FourFourTwo』のリチャード・ジョリー氏は、スコールズが2007-08シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグ・バルセロナ戦で決めたミドルシュートが個人的なベストゴールだったと振り返っている。

2007-08シーズンといえばマンUがチャンピオンズリーグを制したシーズンで、準決勝ではバルセロナと対戦。敵地カンプ・ノウでの1stレグはスコアレスドローに終わり、本拠地オールド・トラフォードで迎えた2ndレグではスコールズの一撃を守り切って1-0の勝利を収めた。今回バルセロナを撃破するには同じようなギリギリの戦いを制する必要があるだろう。

あのミドルシュートはスコールズにとっても特別なもので、当時スコールズは34歳だった。チャンピオンズリーグは1998-99シーズンの優勝も経験しているのだが、スコールズは決勝のバイエルン戦を累積警告による出場停止で逃している。今度こそ決勝の舞台に立つべく、スコールズは自らのゴールでバルセロナを打ち破ったのだ。

同氏はスコールズのゴールについて、美しさや個人技よりも試合の重要性などからベストゴールに選んだという。しかも2007-08シーズンのスコールズはこのゴールを含めて僅か2得点しか奪っていない。バルセロナ戦で得点を決めるまでスコールズは28試合の間ネットを揺らしていなかったが、相変わらずミドルシュートは強烈だった。

今回は誰がスコールズのようなスーパーショットを叩き込んでくれるのか。優勝候補のバルセロナを倒すにはパリ・サンジェルマンを撃破した時以上のミラクルが必要となる。

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