トーレスが球団史に名を刻む活躍 ヤンキース逆転勝利

【ヤンキース8-4オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

ヤンキースがグレイバー・トーレスの4安打4打点の大活躍もあり、初回に背負った3点のビハインドをひっくり返して逆転勝利を収めた。先発ジェームス・パクストンの乱調により、いきなり3点のビハインドを背負ったヤンキースだったが、3回表にトーレスが反撃開始の狼煙となる1号ソロ。再び3点ビハインドとなり、6回表にゲーリー・サンチェスの3号ソロとトーレスの2号3ランで逆転に成功した。さらに9回表にはルーク・ボイトの2号3ランでダメ押し。パクストンは6回途中4失点ながら打線の援護に恵まれ、ヤンキース移籍後初勝利をマークした。

故障者が続出するなか、ヤンキースの若き主力選手・トーレスが見事な活躍を見せた。22歳のトーレスは本塁打2本、二塁打1本を含む4安打4打点の大活躍。3本の長打を含む4安打を放ったヤンキースの選手としては、1936年のジョー・ディマジオ(21歳216日)以来となる若さだった。開幕を正二塁手として迎え、トロイ・トゥロウィツキーの離脱によって遊撃に移るなど、守備面でもチームに大きく貢献。この日の活躍により打率は.357、OPSは1.022まで上昇し、メジャー2年目にして早くもヤンキースに必要不可欠な戦力となっている。今のところ、この若武者に「2年目のジンクス」は関係なさそうだ。

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