若き暴れん坊FWは見習え? ジェラードが信頼する”36歳の点取り屋”

レンジャーズのデフォー photo/Getty Images

リヴァプールで活躍したスティーブン・ジェラードが率いるスコットランドの古豪レンジャーズは、前節ライバルのセルティックと対戦。試合は1-2で落としたのだが、それ以上にショックだったのが若きコロンビア代表FWアルフレッド・モレロスの一発退場だった。モレロスが退場するのは今季5度目で、それも相手選手に肘打ちしての退場となれば最悪だ。

モレロスはレンジャーズにとって最大の得点源であり、こうも何度も退場されると苦しい。しかし、レンジャーズにはもう1人点取り屋がいる。今冬にボーンマスからレンタルで加入したベテランFWジャーメイン・デフォーだ。ジェラードはデフォーとイングランド代表でプレイした経験があり、特長をよく理解している。

そのデフォーは3日に行われたハーツ戦に先発出場。前節退場したモレロスの代役となったわけだが、そこでしっかりと先制点を記録。チームの3-0勝利に貢献した。デフォーは36歳と大ベテランになったが、まだ得点感覚は衰えていない。

英『Daily Mail』によると、ジェラードも「彼はトップレベルのプロフェッショナルだから、チームにいるのはハッピーだよ。ピッチに入れば全てを出してくれる」と感謝している。まだまだプロフェッショナルの意識が足りない22歳のモレロスに対し、デフォーはプロとしてどう振る舞うべきか完璧に理解している。ジェラードにとっては何とも心強いストライカーだろう。成績も11試合で6得点2アシストと抜群で、スコットランドで得点を量産することも十分に可能だ。

しかもデフォーは2020年5月までレンタル移籍することになっており、レンジャーズでのさらなる活躍が期待できる。モレロスが来季もレンジャーズに残る場合、デフォーが強烈なライバルとなるかもしれない。

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