【「平成」の山口市を振り返る】 No.19「平成19年に本紙が伝えたこと」

 「消えた年金記録問題」が全国で取りざたされた2007(平成19)年、山口市内では中心市街地活性化に向けた大きな変化があった。1998(平成10)年に撤退したダイエー跡地を市が翌年購入し、継続使用していた築30年以上の「どうもんビル」がいよいよ老朽化。解体に伴い、道場門前商店街振興組合による「どうもんパーク」の建設が開始されたのだ。本紙では、核テナントであるコープどうもん店の再入居と面積拡大、診療所や文化センターの誘致、「コミュニティー広場」開設などの構想を1月20日付で報道。オープン4日前の12月8日付では、渡辺純忠市長、有吉政博コープやまぐち理事長、吉松昭夫道門理事長3人の座談会を設け、同施設を「西の核」、アルビ跡地や一の坂川周辺地区を「東の核」と設定した地域活性化の展望を、2ページにわたり紹介した。

 また、3月に創立100周年を迎えた山口商工会議所主催の「大相撲山口場所10月28日開催決定」(4月7日付)や、「徳地『森林セラピー』22日グランドオープンイベント」(4月1日付)「8月14日 西京スタジアムで初のプロ野球公式戦 横浜ベイスターズ対東京ヤクルトスワローズ」(6月30日付)など、記念的なイベントも多く開かれた年だった。

 さらに、「一の坂川周辺整備事業 西京パーキング事務所・おつぼねビル解体」(4月1日付)「美術館に彩り豊かな森を 6月3日、サクラなど1000本植樹」(5月18日付)などのトピックスも取り上げた。

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