天海祐希は嫌!?「緊急取調室」メンバーで取り調べを受けるなら?

テレビ朝日系で4月11日にスタートする連続ドラマ「緊急取調室」(木曜午後9:00)の試写会と制作発表記者会見が行われ、キャストの天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向文世が登壇した。

同ドラマは、天海演じる取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(キントリ)」のメンバーとともに、凶悪犯を相手に心理戦を繰り広げる人気シリーズ。2014年に第1シーズン、17年に第2シーズンが放送され、第3シーズンとなる今作は、新メンバーに塚地を加えて2年ぶりの放送となる。

2年ぶりの印象を天海は「あまり2年ぶりという感じがしなかったですね。長い撮休があったような感じでした」とコメント。田中も「そうですね。初日からスッと入っていけましたね。またファミリーに戻って来れたという、そんな気持ちもありますけど。そこに新しいメンバーのドランクドラゴンが…これまたスッと入ってきて」と話すと、「なんでコンビ名で呼んでるんですか!(笑)」と塚地が突っ込んだ。

その塚地は、初めてメンバーとして入った雰囲気について「入る前まで緊張しましたし、皆さん寡黙でクールなイメージを持っていたので、『堅物たちの集まりなんじゃないだろうか』みたいな不安もありつつ来たんですけど。初日から皆さん、ざっくばらんというか、ずっとしゃべってるんですよ。しかも本当に他愛のないことから始まって。天海さんがタンスを買うか買わないかとか、小日向さんがウォシュレットの当て方とか、でんでんさんがホルモン好きで2日連続で同じホルモン屋に行って『さすがに飽きるね』みたいな話とか。本当にざっくばらんな話をさせてくれるから、あっという間になじませていただけたので、こんな現場、今まで知らないです」と楽しそうに明かした。

新メンバーの塚地について、小日向は「このチーム、どっちかというと天海さんを含むスタイリッシュな人が多いんですよ。背が高くて。塚地さんが来てくれたことによって、コロンとした方が入ってきてくれて空気感が変わるんですよね。それで塚地さんて、いいおなかしてるんですよ。で、話をしていると週に3日くらいトレーニングジムに通っているというので、結構硬いおなかで。でも、なんでおなかが引っ込まないのかなあって話してたんですけど、よく見ていると、合間合間でやっぱり食べてるんですよね。それがまたホッとするんですよ(笑)。たくさん食べるためにジムに行ってるみたいなね」とほほ笑ましいエピドードを披露した。

鈴木も「塚地さん、初めましてだったんですけれども、小日向さんが現場で役者の苦労時代というのでしょうか、ご飯を食べられるまで随分かかったんだみたいな話をされている時に、塚地さんが急にスイッチ入ったんですかね、自分の貧乏時代の話をずっと、もう、止まらなくなっちゃって。それまでは塚地さん、現場に集中してらっしゃるなという雰囲気だったんですが、貧乏の話が止まらないんですね。塚地さんの扉が開かれたなと思って。でもこの現場、扉が開いちゃうとみんな入ってきちゃうんで、扉は閉めた方がいいですよ」と忠告すると、塚地は「鍵がいるなって思いました。みんなズカズカ入ってくるから(笑)」と返し、笑いを誘った。

また、取り調べを受けるなら誰がいいかという質問にも全員、塚地がいいと即答。逆に取り調べを受けたくない共演者を聞くと天海が「それはダメでしょ! なんかすごい視線を感じる」と質問を制止した。その天海が現場で差し入れをする“天海ベーカリー”について、小日向は「冷蔵庫にいつも天海さんが差し入れしてくれたパンがあって、それをサンドイッチにしてくれたりトースターで焼いたりして、合間に小腹が空いた時に食べられるんですよ。本当に助かってます」と感謝。塚地も「あとポップコーンの製造器みたいなのもあって、ホッカホカのポップコーンが出てくるんですよ。日を追うごとにドンドンおいしくなって改良されて、(会見場となった)TOHOシネマズに負けないくらいのおいしさです(笑)」と絶賛し、天海を中心とする和気あいあいとした現場の雰囲気を伝えた。

会見が行われた4月4日は「あんぱんの日」ということで、ドラマのヒットを祈願した特大の番組特製“キントリ”あんパンが登場。あんぱんを囲んでの記念撮影も行われた。ちなみに「あんぱんの日」は、144年前の明治8(1875)年4月4日にお花見のお茶菓子として明治天皇にあんぱんを献上したのが由来だという。最後に天海は、「たくさんの方に楽しんでいただけると、またまた続くかもしれません。変わらないもの、変わっていかなければいけないものがある中で、“キントリ”だけは横の絆も、そして頑張りも変わらず続けたいと思っております」と出演者を代表してあいさつした。

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