防衛大学校で入校式 618人が新たな一歩

618人が決意を新たにした防衛大学校の入校式=横須賀市走水

 防衛大学校(横須賀市走水)の入校式が5日、同校記念講堂で開かれ、本科生と研究科生の計618人が新たな門出を迎えた。

 式典で、國分良成学校長は「幹部自衛官に求められる能力は、危機の瞬間での判断力と決断力。知性と品性の両輪をバランス良く磨く以外にない」とあいさつ。原田憲治防衛副大臣は「平成から令和へと新たな時代を迎え、皆さんは時代の中核を担う人材。変化する安全保障環境の中で国民の期待に応えるために、知徳体全てを磨き続けてほしい」と訓示した。

 入校生の内訳は、本科第67期が516人、韓国やタイなど世界9カ国からの本科留学生が25人、研究科(前期・後期)が77人。本科生は4年間、専攻の学業や将来の幹部自衛官として必要な訓練を受ける。一方、大学院に相当する研究科の学生は2~3年間、研究生活を送る。

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