継承部会に「英語研修班」 長崎平和推進協 被爆者自ら講話へ

 被爆体験の語り部活動に取り組む長崎平和推進協会継承部会は5日、長崎市内で総会を開き、被爆者が自ら英語で外国人に講話をする「英語研修班」の新設を決めた。被爆の実相を世界に伝えるため、長崎原爆資料館などを訪れる外国人や長崎にいる留学生を対象に講話をする。班員は7人で本年度中の稼動を目指す。
 昨年4月の総会で提案があり、本年度の新設に向けて同部会有志が被爆体験講話の英語原稿の作成や発音練習などの準備を進めていた。同部会は現在、被爆者47人が在籍。「継承交流班」など6班があり、これに「英語研修班」を加えて、7班体制になる。
 総会では任期満了に伴う役員選出もあり、池田道明部会長(80)の再任が決まった。任期は2年。

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