オリオールズが先発右腕・ストレイリーと1年契約

日本時間4月6日、オリオールズは先月下旬にマーリンズを解雇された先発右腕ダン・ストレイリーと1年契約を結んだことを発表した。シリウスXMのクレイグ・ミッシュによると、ストレイリーの年俸は57万5000ドルで、トレードされた場合には追加で25万ドルが支払われるという。なお、ストレイリーの加入に伴い、ユーティリティのドリュー・ジャクソンがDFAとなり、40人枠から外されている。

現在30歳のストレイリーは、アスレチックス、カブス、アストロズ、レッズ、マーリンズで7シーズンのメジャー経験があり、通算42勝36敗、防御率4.23をマーク。直近2シーズンはマーリンズで合計56試合に先発したが、昨季は右前腕痛の影響もあり、5勝6敗、防御率4.12に終わった。3度の2ケタ勝利をマークした実績があり、投手力に難を抱えるオリオールズにとって貴重な戦力となりそうだ。

オリオールズのマイク・エリアスGMは「ダン・ストレイリーが獲得可能になった瞬間に、我々は獲得に向けて動き始めた。彼はメジャーでの実績があり、我々の投手陣を安定させるのを手助けしてくれるだろう。早い段階で先発ローテーションに加わってくれることを期待している」と、ストレイリーへの大きな期待を口にした。

ストレイリーの加入により、オリオールズの先発ローテーションはアレックス・カッブ、アンドリュー・キャッシュナー、ディラン・バンディ、デービッド・へス、ストレイリーという顔ぶれになる。マイク・ライトとネイト・カーンズの2人は、カッブの戦列復帰とストレイリーの加入に押し出される形でリリーフに回ることになると見られている。カッブの離脱中には、「オープナー戦法」を採用する試合も見られたものの、今後は5人のスターターによる伝統的な先発ローテーションを形成することになるだろう。

2016年にはレッズで14勝8敗、防御率3.76の好成績をマークしているストレイリー。オリオールズ投手陣の救世主的存在となるかもしれない。

© MLB Advanced Media, LP.