フェラーリF1の元スポーティングディレクター、シューマッハーの評判の高さを疑問視

 バーレーンでのインシーズンテストにおけるミック・シューマッハーの印象強いF1初走行について、フェラーリの元ボスであるチェザーレ・フィオリオは、その評判の高さを疑問視している。

 1989年から1991年にかけてフェラーリのスポーティングディクレターを務めたフィオリオは、シューマッハーはまだ多くのことを証明して見せなければならないにもかかわらず、騒がれすぎていると述べている。

「彼はF2にプレマから参戦している。非常に高い競争力を持つチームだ」と79歳のフィオリオはイタリアのウェブサイト『Tuttomotoriweb』に語った。

「それでも彼は、リバースグリッドによってポールポジションからスタートしたバーレーンGPで8位と6位だった」

 またフィオリオは、サヒールで行なわれたインシーズンテストに参加する利点がシューマッハーにあるのか、確信が持てずいるという。シューマッハーはテスト初日を、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンに次ぐ2位で終えた。

「彼がテストで2位になったことは事実だが、誰も本気で攻めた走りをしていなかった」とフィオリオは主張する。

「フェルスタッペンはシューマッハーより2段階硬いタイヤを履いて、彼よりも速かったのだ」

「彼は騒がれているだけだと思う。彼には多くの注目が集まっているが、それ以上のことはない」

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