一斉にさくらが咲く北国の春

さくら開花前線は東北南部から北陸地方に達しました。都心周辺など、3月のうちに満開になった地域では散る花も出始めていますが、寒の戻りの影響で見頃の期間は少し長くなっています。
さくらは、冬の寒さを経験すると、その後にきた暖かさで開花が加速します。休眠打破と呼ばれる現象ですが、各地の開花から満開までの期間は、寒い地方ほど短くなっています。
暖かい地方は開花から満開まで7~10日ですが、寒さを経験した札幌の開花は令和元年(2019年)5月1日、4日後の5月5日が満開の予想です。寒さに耐えたさくらが、一斉に咲きます。満開感の強い花見、令和最初の花見となる見込みです。

気象予報士・饒村 曜

画像について:7日午前9時の天気図と衛星画像。

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