ビジャ、カバーニらにも負けない アーセナルで完成した最高の”2トップ”

オバメヤンとラカゼット photo/Getty Images

2017年夏にアーセナルへ加わったFWアレクサンドル・ラカゼットと、半年後の2018年冬に加わったFWピエール・エメリク・オバメヤン。当初は2人の個性がぶつかるのではないかとの懸念もあったが、2人は実に良い関係を築いている。ストライカーにありがちな利己的な部分を出しすぎることもなく、互いにリスペクトした理想的な関係だ。

英『sky SPORTS』によると、指揮官ウナイ・エメリも2人の関係がベストなものと称賛する。エメリはこれまでもバレンシアやセビージャで優れたストライカーと仕事をしてきたが、オバメヤンとラカゼットのコンビも彼らと並んでパーフェクトだと語っている。

「バレンシアではビジャ、モリエンテス、ソルダード、アドゥリスがいた。セビージャではガメイロ、バッカ。パリ・サンジェルマンではカバーニ、ムバッペだ。そしてここではオバメヤンとラカがいる。パーフェクトだよ。それぞれのストライカーに個性があるが、1つ同じことがある。彼らが多くの得点を決めるストライカーということだ。我々は彼らにボックス内での選択肢を与えるために多くのパス、良いクロスが必要だ。2人を抱えていることは誇れるよ」

2トップの破壊力はプレミアリーグ屈指のものがあり、彼らを活かす[4-3-1-2]のシステムも機能してきた。ヨーロッパリーグでもアーセナルは優勝候補の一角だが、彼らがいれば大量得点を奪うことも不可能ではない。彼らをチームに揃えたアーセン・ヴェンゲル前指揮官の判断は正解だったか。

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