【MLB】元DeNAグリエルの弟が少年ファンに“粋すぎる”計らい 動画にファン感動「素敵」

ブルージェイズのルルデス・グリエルJr.【写真:Getty Images】

ファンをフィールドに下ろして“野球教室”「グリエルを称賛する」

 元DeNAのユリエスキ・グリエル内野手(アストロズ)の弟、ルルデス・グリエルJr.内野手(ブルージェイズ)が見せた少年ファンへの“粋な計らい”が話題となっている。ブルージェイズは現在、クリーブランドでインディアンスとの3連戦に臨んでいるが、グリエルJr.は敵地に訪れたファンをフィールドに呼び込み、キャッチボールや守備の“指導”を行った。地元ラジオ局の実況がこの動画を公開すると、ファンから「素晴らしい」「クールすぎる」と称賛の声が次々と挙がった。

「スポーツネット・カナダ」でブルージェイズ戦のラジオ実況を担当しているベン・ワグナー氏がツイッターで投稿した動画は、プログレッシブ・フィールドの一塁ベンチ前でブルージェイズのユニホームを着た少年がボールを投げるところから始まる。キャッチしたグリエルJr.がボールを転がすと、少年は滑らかな動きで捕球してグリエルに“送球”。まさに野球教室のような光景だ。

 MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」では「ルルデス・グリエルが若いブルージェイズファンをクリーブランドのフィールドに呼び、キャッチボールをした」とのタイトルで特集し、「誰でもメジャーリーグのフィールドでプレーすることを夢見たことがあるだろう。そうした望みは通常、限られた才能のあるアスリートたちにしか実現できないが、幸運であれば、別の方法がある」と、この場面について伝えている。

 さらに、「ルルデス・グリエルJr.は土曜日のインディアンス戦の前、敵地のプログレッシブ・フィールドで、熱心な若いブルージェイズファンを見た時に抜け穴を使った。我々が今までに何度も目にしたように、グリエルにとってスタンドで子供とキャッチボールをすることでも十分にワクワクすることである。しかし、グリエルは次のレベルに上げた。彼はキャッチボールをするために子供をフィールドに呼んだ」と説明。確かに、選手がスタンドのファンに向かって球を投げ、キャッチボールを行うシーンは過去にもあったが、少年をグラウンドに呼び込んでしまうようなことはなかった。

ファンは感動「少年にとって、なんという素晴らしい思い出」

「Cut4」ではさらに「キャッチボールだけではなかった。グリエルはその少年にゴロ捕球のテクニックも教えた。彼の行動はミニクリニックと呼んだ方が適切かもしれない」と紹介し、「この少年のクリーブランドへの遠征を確実に価値のあるものにしたグリエルを称賛する」と記した。

 一方、動画を投稿したワグナー氏のツイッターのコメント欄には、ファンから絶賛の声が次々と寄せられた。

「素晴らしい!! この少年にとって、なんという素晴らしい思い出だろう(そして良い肩!)」
「この子は良い」
「シャレているね」
「何でもないことが大きな意味を持つよね」
「気に入った」
「キュート! いいね、ルルデス!!」
「これはクールすぎる」
「素敵!」
「彼と契約して。彼はすでにユニホームと良い肩を持っているよ」

 子供に夢を与えるメジャーリーガーとして、グリエルJr.の粋な計らいが感動を呼んでいる。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2