子宮頸がん啓発 「受診を習慣に」 長崎でキャンペーン

スタッフからクイズの答えについて解説を受ける親子=長崎市、ベルナード観光通り

 9日の「子宮の日」を前に、県臨床細胞学会と県細胞検査士会は7日、長崎市浜町のベルナード観光通りで子宮頸(けい)がんを啓発する「2019LOVE49プロジェクト」を開いた。
 子宮頸がんは、子宮の入り口にできるがん。2015年の県内罹患(りかん)者は642人で約40%が20~30代。県臨床細胞学会の入江準二会長(61)は「がんの低年齢化が進んでいる。将来のため、若いうちから受診を習慣にしてほしい」と話した。
 キャンペーンでは、がん発生率の推移やクイズなどをパネル展示。長崎市旭町の看護師、濱崎あすかさん(33)は「妊娠するまで検診を受けていなかった。大切なことなので、今は職場の人にも勧めている」と話した。

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