ひたすら餃子に集中できる心地よさがたまらない!「亀戸餃子 本店」

豊富なラインナップから好みの料理を選ぶのはワクワクするもの。ですが時には迷いすぎて疲れてしまうことはないでしょうか。

しまいには隣の人が食べている料理の方が美味しそうに見えてガッカリなんてことも・・・。

「選ぶこと」に疲れてしまったときにはメニューは1品のみというお店もおすすめ。

1本勝負のスタイルはそれだけ心意気やこだわりが凝縮され、個性も光ります。

今回は、料理の選択肢は「餃子」のみという、ひたすら餃子を食べることだけに集中できる「亀戸餃子 本店」をご紹介しましょう。

餃子一本で勝負!

亀戸駅から歩いて2分ほど。懐かしさ漂う亀戸十三間通り商店街のほど近くに「亀戸餃子 本店」は佇みます。都内にいくつか支店がありますが、よりディープな雰囲気を味わいたいときにはやはり本店がおすすめ。

料理のメニューは「餃子(270円)」のみ。1人2皿以上がノルマです。餃子もさることながらお酒がどれも驚愕の安さ!11時から開店するので昼飲みも楽しめますよ。

居心地良すぎる古き良き雰囲気

ひとり餃子にピッタリなコの字型のカウンター。筆者が訪問した日は、家族連れやカップル、女子グループ、ご年配のご常連さんなどさまざま。

昭和時代にタイムスリップした気分になれそうな小上がりも。

卓上には醤油、酢、自家製のラー油が鎮座。

ただひたすら餃子に集中できる歓び

着席後、約30秒と超速スピードで登場した焼き餃子。餃子一本で勝負しているだけあり、常時鉄板で焼き続けられているからこそできる技ですね。

やや小ぶりの餃子。パリッと焼き上げられた薄い皮から放たれる香ばしい香りがたまりません!カラシとラー油のダブルの辛味で楽しむのも亀戸餃子ならでは。

餡はキャベツ、ニラなどの野菜がたっぷり。シャキシャキした食感が程よく残り、旨味が濃厚な豚肉とのハーモニーも抜群。一般的な餃子に比べてあっさりした味わいなのも特徴です。

1皿目の餃子を食べ終わる頃に、店員さんによって餃子が追加されます。片手のみで新たな餃子が元の皿に瞬時に投入される姿は圧巻!

2皿目以降は餃子が少なくなると「おかわりどうされますか?」と聞いてもらえます。「お願いします」と伝えると数十秒後にまた新たな焼きたての餃子が投入。まるでわんこ蕎麦ならぬ、“わんこ餃子”状態!

ちなみに亀戸餃子にはライスさえ置いてありません。ひたすら餃子を食べ続けることだけに集中できる、餃子マニアにはたまらない空間なのですよ。

あっさりと食べやすく、そしてとにかく美味しいので気づいたら6皿の餃子を完食!

カウンターの他のお客さんの皿をチラッと見たところ、殿方よりも多い様子。(ちなみに筆者は女です)

しかし恥じらいなど全くありません。

むしろ己の餃子欲が限りなく満たされ、誇らしい気分です。

無数のモノや情報にあふれ、いくらでも選べるこの時代。

たまには料理は「餃子」のみという選択肢がない空間で、ただひたすら餃子に没頭するひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?

亀戸餃子 本店

住所 東京都江東区亀戸5丁目3−3

電話番号 03-3681-8854

営業時間 11:00〜19:00

定休日 無休

https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131202/13003078/

[All photos by Nao]

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