接客で魅力発信 「長崎コンシェルジュ」新たに11人 初の「ゴールド」は6人

中村知事(左)から認定証とバッジを受け取る長崎コンシェルジュの合格者=長崎県庁

 長崎県は、接客サービスを通じて観光地長崎の魅力を発信するプロフェッショナル人材を認定する「長崎コンシェルジュ」制度で、新たに11人を認定した。認定は独自試験の点数によって「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の3等級に分かれており、シルバーからゴールドへの昇級試験に合格した3人を含め、初となるゴールド認定者が6人誕生した。

 同制度は長崎県内のホテル従業員を対象に、2017年度に創設し、4人が合格していた。試験は、観光客役とやりとりするロールプレーイング形式と面接形式があり、基本的な能力に加え、英会話や地域情報や観光情報に関する高度な知識も求められる内容。100点満点で90点以上がゴールド、89~70点がシルバー、69~50点がブロンズとなる。

 18年度の認定試験は3月にあり、13人が受験。ゴールド3人、シルバー3人、ブロンズ5人の計11人が合格した。17年度合格していた3人もゴールドへ昇級した。

 3月29日には長崎県庁で中村法道知事が合格者にバッジなどを授与。「観光客が増え、多様化する中、コンシェルジュの役目は重要になる。皆さんが誇りを持って仕事をする姿を通じて観光業の魅力を発信していきたい」と話した。

 ■認定者は次の通り。(敬称略)

 【ゴールド】▽大串康紀(ホテルニュー長崎・昇級)▽津久間恵子(ホテルオークラJRハウステンボス・昇級)▽滿屋貴樹(ホテルオークラJRハウステンボス・昇級)▽山下あかり(ホテルヨーロッパ)▽吉永有沙(リッチモンドホテル長崎思案橋)▽淀川知瑞(ホテルオークラJRハウステンボス)

 【シルバー】▽大坪楓(ホテルヨーロッパ)▽本田奈美子(ホテルオークラJRハウステンボス)▽山口竜弘(西海橋コラソンホテル)

 【ブロンズ】▽岩本海(雲仙福田屋)▽バルブ・バレンティン(ホテルオークラJRハウステンボス)▽松尾渚(ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート)▽松尾菜々(ホテルニュー長崎)▽森山正勝(西海橋コラソンホテル)

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