溝端淳平が「仮面同窓会」主演!「俳優人生の第2章、舞台経験生かす」

フジテレビ系で6月1日にスタートする連続ドラマ「仮面同窓会」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)に溝端淳平が主演することが決まった。

同作は作家・雫井脩介氏による同名小説が原作。同窓会で久々に再会した高校時代の友人たちが、体罰教師への仕返しを計画したことから不可解な殺人事件へと発展。信じていた仲間を疑わざるを得ない事実の数々、犯人は誰か、動機は何か。事件をキッカケに、信じていたものが音を立てて崩れていくクライムサスペンスだ。

溝端は、思わぬ事態に巻き込まれ、自分自身の秘められた過去とも向き合うことになる主人公の新谷洋輔を演じる。18年前に事故で亡くした兄の記憶と、青春時代に影を落とす忌まわしい一人の体罰教師の記憶にふたをしてきたが、同窓会をきっかけに過去と対峙(たいじ)していく。

溝端は「僕にとって5年ぶりの民放連ドラ出演、8年ぶりの民放主演となり、蜷川幸雄さんとの出会いから舞台に没頭してきたその経験を生かすチャンスが来たと思っています。以前に主演をやらせていただいた時とはお芝居に対する考え方も違いますし、今はゼロからのような心境です」と心機一転の構えで、「今年30歳になるというタイミング。元号も変わり、俳優人生の第2章、第1幕の始まりと捉えて取り組んでいきます」と気合十分。

また、「僕が演じる新谷洋輔は、快活ではなく仕事で打ちのめされて肩を落としている青年が、実はこう思って生きているのではないかという怖さや、どこにでもいるリアルな青年の狂気みたいなものがあると思いました」と役柄に触れ、「台本の印象は群像劇であり、とても重厚なサスペンスだと思います。洋輔という人間が回を追うごとにどういうふうに変わっていくのか、また、周りの人間が隠していることや背負っている罪というものがとても細かく描かれ、伏線なども回収しつつ、台本が上がるたびにスリリングな展開に大きな衝撃を受けるという、近年にない面白いストーリーだと感じています」とのめり込んでいる。

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