カブス・レスター 左ハムストリング痛で戦線離脱へ

カブスのジョー・マドン監督は、左ハムストリングを痛めたエース左腕のジョン・レスターが先発登板を1~2回、回避する可能性が高いことを明らかにした。チームはレスターの離脱が長期化しないことを望んでいるものの、故障者リスト入りは確実な情勢となっている。

マドンは「もちろん、レスターは次の先発登板を回避することになるだろう」と語り、レスターの代役探しを開始することを明らかにした。本来であれば、先発とリリーフの両方をこなせる便利屋左腕、マイク・モンゴメリーが代役となるはずだが、モンゴメリーは広背筋を痛めて故障者リスト入りしており、レスターの次回登板予定の試合に間に合わない。となれば、先発として実績豊富なタイラー・チャットウッドが有力な候補となるが、今季のチャットウッドはリリーバーとしての調整を行っており、日本時間3月7日のオープン戦を最後に2イニング以上を投げていないのが実情だ。40人枠に登録されているデュエイン・アンダーウッドJr.かジャスティン・スティールをマイナーから昇格させて先発させる可能性もゼロではない。

マドンはチャットウッドを代役に起用することを示唆しているものの、あらゆる選択肢を考慮したうえで、最終的な決定を行う意向を示している。まずはレスターを故障者リストに登録して、マイナーからリリーフ投手を昇格させ、その間にチャットウッドに先発投手としての調整を行わせることになるだろう。あるいは、チャットウッドを引き続きリリーバーとして起用し、マイナーから別の先発投手を昇格させる可能性もある。レスターが先発予定だった日本時間4月15日のエンゼルス戦に誰が先発するのか。マドンの決断に注目だ。

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