パイレーツ・ライルズが10Kの快投 ダルビッシュ2敗目

【パイレーツ5-2カブス】@リグリー・フィールド

パイレーツは先発のジョーダン・ライルズが6回87球を投げ、カブス打線をジェイソン・ヘイワードの4号ソロによる1点のみに抑える好投を披露。被安打3、奪三振10、与四球1、失点1という安定したピッチングで今季初勝利をマークした。パイレーツ打線はカブス先発のダルビッシュ有から初回にフランシスコ・セルベリが1号ソロ、3回表にスターリング・マーテイが1号2ランを放ち、3点を先行。6回表にはジョシュ・ベルのタイムリーなどで2点を追加し、リリーフ陣がカブスの反撃を1点に抑えて5対2で勝利した。

今季初勝利を目指して今季3度目の先発登板に臨んだダルビッシュは1回表、簡単に二死を取ったあとにセルベリに先制の1号ソロを被弾。2回表は三者凡退に抑えたが、3回表は一死から相手先発のライルズに死球を与え、二死後にマーテイに1号2ランを浴びた。4回表は三者凡退、5回表もライルズを併殺打に打ち取って打者3人で抑えたものの、6回表は一死から二者連続で内野安打を許し、一・三塁のピンチを作ったところで降板。2番手のカイル・ライアンが走者2人をいずれも生還させ、ダルビッシュには失点5(自責点4)が記録された。6回途中まで77球を投げて三振を4つしか奪えず、2本塁打などで5失点を喫したとはいえ、与四球はゼロ(与死球1)。課題の制球難に改善の兆しが見られ、敗戦投手になったとはいえ、次に繋がる登板になったのではないだろうか。

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