新元号「令和」、大空に舞う 5月、相模の大凧の題字に

「令和」と記した相模の大凧の題字書き=相模原市南区新戸

 新元号を祝って5月4、5日に相模川で開催される相模原、座間市のまつりの大凧(おおだこ)の題字が「令和」に決まった。

 7日には、相模の大凧センター(相模原市南区新戸)で保存会のメンバー約40人が参加して題字書きの作業が行われた。

 新戸地区の大凧は14.5メートル四方で、相模原市内で揚げられるものでは最大。2字からなる題字は例年、市民公募で選定して2月に書き入れるが、今回は4月1日の新元号の発表を待っていた。

 センター1階の展示ホールに広げた和紙に「令和」の文字を下書き。墨で縁取りし、メンバーが手分けしてはけで伝統の赤と青の色つけをした。関係者らが見守る中、約3時間かけて巨大な題字を仕上げた。

 相模の大凧文化保存会の川崎喜代治会長(73)は「平成制定時にも題字に使った。今回は勢いがある題字が書けて、100点満点の出来栄え。新しい時代の幕開けを飾るまつりにしたい」と語った。

© 株式会社神奈川新聞社