体験で知る新聞の効果 「NEWSPAPER CAMPUS」

夢につながる記事を切り抜きスクラップする子どもたち =横浜市西区

 「春の新聞週間」(6~12日)に合わせ、新聞の魅力や実用性をPRするイベント「NEWSPAPER CAMPUS2019」が6日、横浜・みなとみらい21(MM21)地区のマークイズみなとみらいで始まった。日本新聞協会の主催。新聞試し読みコーナーを設けるなど、親子で楽しめる体験型企画を通して、生活や将来設計に役立つ新聞の世界を紹介している。7日まで。

 子どもたちが夢を記した付箋を、500平方メートルの新聞風のレイアウトで貼り付ける「巨大!こども夢新聞づくり」がスタート。今後、約9万枚の付箋を集め、8月中に完成させる。

 子どもたちは新聞を開きながら、社会、政治、経済、スポーツといったさまざまなニュースに目を通し、将来何になりたいのか思いを巡らしながら関連する記事をスクラップ。夢を実現するために必要な情報や知識の収集を体験的に学んでいた。

 会場では、新聞が働く母親に役立つことを発信しようと、復職や起業を経験した女性の活躍などを紹介した同協会発行の冊子「1日10分で教養アップ! 働くママ応援ガイド」を配布。7日にはケーキデザイナーの太田さちかさんを招き、仕事と子育ての両立をテーマにした「ママ座談会」を開催する。

 このほか、新聞を読んで得られる効果を数値で紹介する「新聞科学研究所」の開設1周年を記念して、1年間の研究成果をまとめた「紀要」を来場者に進呈した。

 同協会の担当者は「新聞に触れることで、子どもや若者たちが自分の将来を考えるきっかけになれば」と話している。

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