軍艦島眺め散策 石炭で栄えた高島の歴史学ぶ

端島(右奥)を背にウオーキングを楽しむ参加者=長崎市高島町

 長崎市高島町で7日、かつて石炭産業で栄えた歴史や自然に触れるイベント「ウォーキングin高島」が開かれ、町内外から約20人が歩いて島内を巡った。
 高島振興協同組合が、島の歴史や温泉施設などの観光資源をPRしようと毎年開催。参加者らはターミナルを出発し、端島(軍艦島)を望む上二子山に登った。その後、炭坑の歴史などの解説を聞きながら島を一周し、約2時間の春のウオーキングを楽しんだ。
 初めて高島町を訪れた同市片淵5丁目の松本和人さん(71)は「(世界文化遺産に登録された)明治日本の産業革命遺産(の構成資産)の北渓井坑(ほっけいせいこう)跡に感動した。歴史を知るためにまた訪れたい」と話した。

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