田中氏が立候補意向 佐世保市長選 選挙戦へ

 佐世保市の元大学助手、田中隆治氏(75)は11日、長崎新聞社の取材に対し、任期満了に伴う市長選(14日告示、21日投開票)に無所属で立候補する意向を明らかにした。前回は、現職が無投票で当選しており、8年ぶりに選挙戦となる見通しとなった。
 田中氏は佐世保市宇久町出身。神戸大学大学院工学研究科修了。2007年3月まで同大工学部助手を務めた。出馬理由について田中氏は「今の政治は人口減少や少子高齢化の問題に正面から取り組んでいない。自分がどうにかしたい」と強調。市などが進めるカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致や石木ダム建設は「今、優先することではない」とした。
 市長選では、4選を目指す現職の朝長則男氏(70)が出馬を表明している。

© 株式会社長崎新聞社