健康寿命を延ばそう 秦野に3未病センター開設

トレーニングルームに並ぶ血圧計や体組成計 =秦野市総合体育館

 気軽に健康状態をチェックできる「未病センター」が1日、神奈川県秦野市内に3カ所開設された。健康状態をチェックし、血圧など各種データの測定や、健康づくりに向けたアドバイスを受けることができる。

 未病センターは、病気になる前段階の「未病」を改善する取り組みを進めるため、県から認証を受けた施設。市内の認証は初。市総合体育館(同市平沢)、中野健康センター(同市上大槻)、おおね公園プール棟(同市鶴巻)のそれぞれの施設内にできた。

 各センターの一角に置かれている体組成計、血圧計、体重計、自転車型トレーニング器具など既存の設備を活用する。総合体育館には健康運動実践指導者と保健体育教員免許の資格を持つトレーナーが、他の2カ所には市健康推進員の資格を持つトレーナーが常駐する。市から出向く保健師や管理栄養士に、健康を保つアドバイスを受けることも可能だ。

 市内外の70歳以上は無料で利用できる。70歳未満は各施設の利用料金が必要。市健康づくり課では「手軽に健康状態や体力を確認してもらい、市の健康寿命延伸につなげたい」としている。

 センターの開設時間は、総合体育館(第3月曜休館)、中野健康センター(火曜休館)が午前9時~午後9時半。おおね公園プール棟(第3月曜休館)が午前9時半~午後9時。問い合わせは、同課電話0463(82)9603。

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