マンUに漂う”不気味さ” CLベスト4進出予想アンケートの結果が面白い

マンUは1stレグを落としたが…… photo/Getty Images

9日と10日にチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグが行われたが、サプライズと呼べるのはトッテナムがホームでマンチェスター・シティに1-0の勝利を収めたことくらいだ。その他の3カードは優勝候補と呼ばれるチームが無難な結果を得ており、ある程度は想定通りといったところだろう。

ただ、サッカーファンの期待は少々面白い。米『ESPN』は各カードごとにベスト4へ進むのはどこかアンケートを取っているのだが、マンチェスター・ユナイテッドVSバルセロナのカードではまだサプライズが起きるかもしれないと感じているようなのだ。

マンUはホームで戦った1stレグを0-1で落としてしまい、アウェイゴールを与えた状態でカンプ・ノウへ向かうことになる。優勝候補のバルセロナ相手に厳しすぎる状況だが、アンケートではマンUがベスト4へ進むと答えた者が37%、バルセロナがベスト4へ進むと答えた者が63%となっている。バルセロナの方が多くの票を得ているのは確かなのだが、他の3カードに比べると拮抗しているのだ。

例えばトッテナムVSマンCは1stレグでトッテナムが勝利を収めたにも関わらず、73%の人はマンCのベスト4行きを予想している。ホームでの1stレグでFCポルトを2-0で撃破したリヴァプールは91%と最も高い票が入っており、アヤックスの本拠地で1-1のドローで終えたアヤックスVSユヴェントスは75%のファンがユヴェントスのベスト4行きを支持している。

状況的にはホームでの1stレグを落としたマンUの方が厳しいはずなのだが、37%も票が入っているのは興味深い。1stレグではマンUが攻め込む時間帯もあり、2ndレグで何か起こるのではないかとの予感がサッカーファンの間で広がっているのだろう。何よりマンUはベスト16でも敵地でパリ・サンジェルマン相手にミラクルを起こしている。マンUは37%の期待に応えるのか、2ndレグも絶対に見逃せない。

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