難病の女子高生支援で慈善演奏会開催へ 相模原

渡航移植を待つ田村真子さん(両親提供)

 国から難病指定を受けている遺伝性肺動脈性高血圧症で、米国での肺移植を希望する相模原市中央区在住の高校生、田村真子さん(16)を支援する「まこちゃんを救う会」は30日、橋本駅そばの「杜(もり)のホールはしもと」(相模原市緑区橋本)で、チャリティーコンサートを開く。入場無料で、参加者に手術費用の寄付に協力してもらう。

 真子さんは、副作用がひどく治療薬が十分に使えないため、残された治療法が肺移植しかないという。米国で移植手術を受けるため2月から、両親や支援者らが募金活動を行っている。移植手術などに約1億9千万円が必要で、これまで約1億1千万円の善意が集まったが、まだ8千万円不足している。

 コンサートは、救う会副代表の声楽家が音楽仲間に声を掛けて開催する。「いとしい人よ」「私のおとうさん」「愛のあいさつ」「アメイジンググレース」などを披露する。午後1時半開演。問い合わせは「まこちゃんを救う会」電話03(5937)3270。

© 株式会社神奈川新聞社