「タックル成功率」が優秀な欧州の有望株5名

よりテクニカルに、そしてより速くなっている現代サッカーだからこそ激しい守備でボールを奪うことができる選手はチームにいてほしいものである。

今回は、若手ながらタックルを多く成功させている将来有望な選手を『Who Scored』のデータを参照に選んでみた。

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アーロン・ワン=ビサカ(クリスタル・パレス)

U-21イングランド代表の右サイドバックは今季のプレミアで注目の若手だ。

トゥーロンで日本とも相見えるかもしれないアーロンワンビサカは粘り強い守備が持ち味であり、一試合平均のタックル成功数は3回。プレミアで活躍するワールドクラスのウィンガー相手にも安定した対応を見せ、通用することは十分証明された。

ホームグロウン制度もあるため近いうちにビッグ6へと移籍するのはほぼ間違いないだろう。

ロドリゴ(アトレティコ・マドリー)

かつてはアトレティコのユースに所属していたこともあったが、ビジャレアルでブレイクし、再びアトレティコに戻ってきたのがロドリことロドリゴである。

加入してすぐにインテンシティが重要視されるシメオネのサッカーに適応し、信頼を勝ち取った。一試合の平均タックル数3.3回と中盤の底に安定した守備をもたらしている。

加えて試合をコントロールすることにも長けており、高さもあるロドリゴがあのブスケツの後継者と見られていることに疑問の余地はない。

イブラヒム・サンガレ(トゥールーズ)

リーグアンは有望なアフリカ系選手が集まることで有名だが、コートジボワールのサンガレは傑出していると言えるだろう。

昌子もプレーしているトゥールーズでボランチを任されており、アフリカ人らしく身体能力、そして恵まれた体格を活かしたディフェンスが特徴的な選手だ。一試合平均4回のタックルは21歳とは思えない数字であり、彼の高い守備力を証明している。

バルセロナはトディボを連れて行ったが、サンガレでも良かった気がしなくもない。

サンティアゴ・アスカシバル(シュトゥットガルト)

アルゼンチン出身のアスカシバルはシュトゥットガルトの中心選手だ。

中盤の汗かき役であり、一試合平均3回のタックルを決めている。ただしイエローカードも通算10枚ももらっており、果敢なチェックがファウルにつながることもシバシバ。そんな荒削りな部分もあるが、最近調子の良くないアルゼンチン代表に必要な存在でもある。

メッシが現役のうちにマスケラーノの代わりの守備職人となるのが代表にとって理想的と言ったところか。

ダヴィデ・カラブリア(ミラン)

ミランユース出身であるカラブリアは昨季チームに完全に定着し、今季もサイドの守備においてチームに欠かせない存在となっている。

一試合平均3回のタックルを決めており、現役時代に激しい守備で鳴らしたガットゥーゾが起用するのも納得である。攻撃面でより成長を見せることができればイタリア代表でも定着することができるだろう。

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カラブリアを筆頭に、生え抜きが活躍し始めているミランに再び黄金期が訪れるのか注目だ。

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