手作りの味や雑貨ずらり 「庭フェス」盛況

たくさんの来場者でにぎわう庭フェス会場=長崎市、県護国神社

 長崎市城栄町の県護国神社で13日、買い物や飲食を楽しめる人気のマーケット型イベント「護国神社の庭フェス」が始まり、多くの来場者でにぎわっている。14日まで。
 地元の主婦たちでつくる「空き地でマーケット実行委」が神社の協力を得て2015年から年2回開催。回を重ねるごとに口コミなどで来場者と出店希望者が増え、最近は2日間で1万人以上が来場する人気イベントになった。
 コーヒーやホットドッグなどの飲食物を中心にハンドメード雑貨や衣類、植物など九州各地から65店が軒を連ね、来場者は品定めをしながら買い物を楽しんでいる。
 庭フェスとの相乗効果を狙い、近隣の城栄商店街でも6店舗が独自イベントを初めて企画。45歳以下の神職でつくる県神道青年会も「宮フェス」と銘打ち、天皇陛下が即位された際の儀式の様子を紹介するパネル展示などを同神社で初めて開いた。
 実行委の井手理沙さん(38)は「地元の活性化が一番の目的なので、フェスだけでなく、城栄商店街にも足を運んでもらえるように盛り上げたい。フェスには公共交通機関を使い、商店街を歩いて来場してほしい」と呼び掛けている。

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