車いすバスケットボールの第33回サンライズ杯九州大会の出場9チームの中で唯一、女子だけで編成する九州ドルフィン。このメンバーで長崎市出身のフォワード江口が、5月のU25世界選手権(タイ)日本代表に選ばれた。高さとシュート力がある19歳は「試合に出られたら、今まで練習してきたことを出し切りたい」と意気込んでいる。
3歳の時に「脳梗塞の後遺症」と診断され、左半身にまひがある。リハビリに励み、深堀小3年から兄姉を追ってミニバスケットボール部に入部。長崎女商高まで競技を続け、3年時は主力を担った。車いすバスケットとの出合いは2年の冬。将来性を見込んだ県選抜チームのベテランガード西田の指導もあり、3年の秋からU25日本代表候補の強化合宿に呼ばれ始めた。
この春、高校を卒業。佐賀県鳥栖市で専門学校に通いながら、課題のチェアスキルなどを磨いている。長崎発のホープの登場に、U25女子日本代表のサポートスタッフも務める西田は「2024年のパラリンピックも狙える素材」と期待を込めた。
車いすバスケ・江口 U25世界選手権へ意欲 サンライズ杯車いすバスケット九州大会
- Published
- 2019/04/15 11:01 (JST)
- Updated
- 2019/04/16 00:18 (JST)
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