働きたいアナタのJOB活を応援! No.2 「未経験でもやる気がある!」そんなアナタを応援します。 自分でも想像しなかった仕事にめぐりあえるかも。 さあ、一歩を踏み出して。

学研 皇子山教室
先生歴 12年 鵜飼 真佐子さん(59歳)
「仕事のときはスーツを着てONとOFFを切り替えています」と鵜飼さん。
介護生活の合間 出会った天職

40代のころ、鵜飼さんは同居する義母の介護をしていました。家の中で1日中主婦業と介護を繰り返す悶々とした日々。「自分自身のために何かできないか」と思い始めたとき、学研教室の先生募集のチラシを目にしました。外には出られないけれど、この仕事なら自宅でできる。ご主人や高校生、中学生の子どもたちも賛成してくれました。実は結婚前、鵜飼さんは小学校の教諭でした。「なぜ、教員をやめてしまったのか」と思い続けていたこともあり、学校という場所ではないけれど、再び子どもたちに勉強を教えることができる仕事に巡り合えたことは、大きな喜びでした。

自宅の空き部屋を使って開設。当初は生徒数2名でスタートした教室ですが、現在は県下有数の大型教室に。

やりがい、感謝 多くを教えてくれる仕事 生涯をかけて続けたい

「教室のある時間はヘルパーさんに頼んで介護を助けてもらい、家族や生徒の保護者さまにも理解してもらって大変な面もありました。でも生徒たちとの時間は“鵜飼真佐子”に戻れる瞬間だったんです。介護を終えた今、この仕事があったからこそ多くを乗り越えてこられた気がしています。本当に感謝でいっぱい」と鵜飼さん。

昔の教員仲間からは「自分たちはもうすぐ定年。いいなぁ、その仕事には定年がなくて」と言われ、同年代の友人たちには「その年齢でも社会に役立つ仕事ができてうらやましい」と言われます。「70歳代でもイキイキとこの仕事をされている大先輩もおられます。この春に定年を迎える夫にも手伝ってもらいながら、ずっと続けていけたら。赤ペンを持ったまま一生を終えられたら幸せ」と笑顔で話す鵜飼先生でした。

何事も「ていねいに行うこと」を自分にも生徒にも言い聞かせてきたとのこと。 一人ひとりにきめ細かに向き合う先生として、そして母としても人生の先輩である鵜飼さんは、保護者からみても信頼できる存在のようです。
企業コメント
学研教室 滋賀事務局 太田 浩美さん

先生の経験がなくても、もちろん大丈夫です。事務局でしっかりサポートさせていただきますのでご安心ください。40代後半や50代でお仕事を辞められてからご自分のペースに合わせて始められる方もいらっしゃいます。「第二の人生」のお仕事にぜひご検討ください。

取材:2017年3月

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