有望株・ゲレーロJr.がAAA級で3安打 昇格に向けて着実に前進

故障からのリハビリを終え、AAA級バッファローに合流しているブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)。球界最高の有望株と評される若きスラッガーは、MLB公式サイトが特集記事を用意して日々の動向をチェックするほどの注目を集めている。日本時間4月15日の試合では3安打を放つ活躍。AAA級での3試合で10打数5安打(打率.500)とその実力を遺憾なく発揮しており、待望のメジャー昇格に向けて着実に前進中だ。

殿堂入りの名外野手、ブラディミール・ゲレーロを父に持つゲレーロJr.は、昨季マイナー4階級で合計95試合に出場し、打率.381、20本塁打、78打点、出塁率.437、長打率.636、OPS1.073の好成績をマーク。特に61試合に出場したAA級では打率.402、OPS1.120と驚異的な成績を残し、球界を代表する強打者になる可能性のある逸材として大きな注目を集めるようになった。

今季はア・リーグ新人王の筆頭候補に挙げる声もあったが、スプリング・トレーニングで左腹斜筋を痛め、リハビリ調整も兼ねてA+級のダニーディンでシーズンをスタート。ここで4試合に出場して必要な調整を終えると、日本時間4月12日に「メジャー昇格前の最終ステップ」となるAAA級バッファローに合流した。

AAA級では、日本時間4月12日の合流初戦で二塁打1本、本塁打1本を放つ4打数2安打4打点の活躍を見せ、休養日明けとなった合流3戦目の日本時間4月15日の試合でもタイムリー1本を含む5打数3安打1打点をマークした。ここまでAAA級で3試合に出場して打率.500、1本塁打、5打点、出塁率.583、OPS1.483と文句なしの成績を残しており、メジャー昇格の日が近付いていることを感じさせる。

ゲレーロJr.はもうしばらくの間、AAA級で実戦経験を積むことになりそうだが、メジャー昇格後は三塁手ないし指名打者としてレギュラー級の出場機会を与えられるはず。昇格時期次第では、ア・リーグの新人王レースの中心的存在となるに違いない。

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