ニューヨーク近郊の桜関連イベント 今年の桜、どこで見る?③

ワシントンDC

ニューヨークから日帰りできる、ワシントンDCのポトマック川沿いの桜祭りは、その規模と力の入り具合から有名だ。本誌発行時点では、すでにフィナーレを迎える寸前だが、来年の旅行計画を立てたい人のためにも紹介しておこう。

ポトマック川に最初の桜3000本が植えられたのは、1912年。当時の東京市長・尾崎行雄が日米、そして東京とワシントンDCの友好の証として寄贈したものだ。

毎年恒例の桜祭りは大掛かりで、今年は3月20日から4月14日(日)まで続く。13日(土)のパレードは、フロートと共に人気俳優やダンサーなどが行進する、感謝祭にも劣らぬ豪華仕様。同時開催のストリートフェスティバルは80組以上が日本文化関連のパフォーマンスを披露する。日本文化のイベントとしては全米最大級! 見どころ満載だ。

National Cherry Blossom Festival
〜4月14日(日)
複数プログラムあり、詳細はウェブサイト参照
nationalcherryblossomfestival.org

コネティカット

ニューヘイブン市のウォースタースクエアの桜景色は、1973年に植樹した72本のソメイヨシノから始まった。毎年、開花に合わせて開催される桜祭りも、今年で46回目。地元住民を中心に1万人以上が集まるそうで、ニューヘイブンでも屈指の人気行事だ。

この桜祭りは、日本文化というより、コミュニティーの住民のための、アットホームなイベント。地元音楽高校のジャズアンサンブルやスウィング、サルサのコンサートに始まり、移動図書館やピザなどフードベンダーが設置される。ペットも歓迎なので、春のうららかな陽気を、家族全員でのんびり満喫したい人にぴったりだ!

昨年は桜の満開一歩手前のところで開催を迎えたそうだが、果たして今年の気候はいかに?

お散歩にいかが?
市内人気桜スポット

人気の観光スポットであるマンハッタンのセントラルパーク(centralpark.com)も、春は桜色でおめかしモードに。入場無料、時間無制限という気安さがなにより魅力的だ。定番エリアは今月から立ち入りが解禁されたシープメドウ(西66ストリート付近)、コンサバトリー・ウオーター(東74ストリート付近)の他、ジャクリーン・ケネディー・オナシス貯水池(86ストリート付近)など。

ブルックリン以外の植物園でも、もちろん桜はコレクションされている。フラッシングにあるクイーンズ植物園(queensbotanical.org)は、数種類の桜が円状に並ぶ「チェリーサークル」が目玉。360度を桜に囲まれるぜいたく、一度は体験してほしい。入園料は大人6ドルで、毎週日曜の午前9〜11時は無料。

ブロンクスにあるニューヨーク植物園(nybg.org)では、200本以上の桜の木が、コニファー樹木園の小道を中心に植えられている。歩きながら、その他の春の花も一緒に楽しもう。屋外庭園だけなら、毎週水曜日と土曜日(午前9〜10時)は無料。

その他の桜関連イベント

Essex County Cherry Blossom Festival
〜4月14日(日)
Branch Brook Park (Newark, NJ)
essexcountyparks.org

White Plains Cherry Blossom Festival
4月28日(日)11:30am-5pm
Turnure Park
cityofwhiteplains.com

Randall’s Island Cherry Blossom Festival
5月4日(土)12pm-4pm
Fields 62 & 63, the Urban Farm
randallsisland.org

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