横浜駅前の混雑道路でスケボー 派遣社員の男を書類送検

 交通量の多い道路でスケートボードをしたとして、戸部署は16日、道交法違反(禁止行為)の疑いで、横浜市西区に住む派遣社員の男性(34)を書類送検した。

 書類送検容疑は、昨年10月20日午前8時10分ごろ、同区南幸1丁目の通行が頻繁な一方通行の市道でスケートボードをした、としている。同法は、交通量の多い道路でのスケートボードや球戯などを禁じており、違反すれば5万円以下の罰金を科すと定めている。男性は調べに対し、「もう公道でスケートボードはしない」と話しているという。

 署によると、現場は横浜駅相鉄口近くで、幅員約3メートル。男性は徒歩で横断歩道を渡っていた50代の男性会社員に衝突する事故を起こした。男性会社員にけがはなかったが、事故の目撃者が署に通報し、捜査を進めていた。

 署が、事故のあった同じ曜日と時間帯に現場を調査したところ、歩行者約170人が行き交い、車両も約10台の通行があったという。男性は2014年にも、同区の交通量の多い別の市道でスケートボードをしたとして、署から警告を受けていた。署は、こうした点も踏まえ、男性の行為を悪質と判断し、書類送検に踏み切った。

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