なんじゃこのルアー!? 管釣り最強の『セニョールトルネード』は海で通用するのか いきなりですが「セニョールトルネード」というルアーをご存知でしょうか?私も初めて聞くルアーなのですが、何しろ管理釣り場で禁止されるほど強力らしいのです。今回は管釣り最強と呼ばれるセニョールトルネードが海で通用するのか試してきました!

なんじゃこのルアー

編集部I

まっちゃんさん『セニョールトルネード』ってルアー知ってます?

釣り好き!まっちゃん

お疲れ様です! せよぉ~るとるね~ど? 初耳ですね……スペインで生まれたルアーとかですか?(笑)

編集部I

いえいえ、日本のトラウト用ルアーですよ。画像送りますね。

釣り好き!まっちゃん

うおっ! これでホントに釣れるんですか!?

編集部I

“セニォールトルネード禁止”の管理釣り場もあるほど釣れるらしいので、ぜひ海で試してきてくださ!

セニョールトルネード

針金にビーズ、サルカン、フックと、思わず「なんじゃこりゃ」と声がこぼれそうなディテール。

一見何をイメージしているのか分からないルアーですが、ただ巻きでトルネードしながらスイミングする姿勢に魚はイチコロらしいのです。

今回は通常サイズと一回り小さいスリムタイプ(夜光)を購入しました。

使い方

一定スピードのただ巻きで釣れるらしいのですが……。

まずはセット方法やアクションについて詳しく見ていきましょう。

セット方法

①セニョールトルネードの端を固定し、人差し指に巻き付けていきます。

②形が崩れないよう、そっと人差し指を抜きます。

③フック側・スナップ側のアイが一直線になるように形を整えて完成。

アクション

一定速度のただ巻きでローリングスイムが引き出せるセニョールトルネードですが、トゥイッチやストップ&ゴーも有効的。

また、セッティングによってアクションを変えられるので、釣り場の状況に応じて対応していきたいですね。

実釣~反省編~

アジやメバルの釣果が期待出来る堤防でセニョールトルネードを試してみることに。

初めて使うジャンルのルアーって新鮮でワクワクしますよね。

飛距離が出ない

重さ1.7g(スリムは1.2g)とジグヘッド単体に近い自重でしたので、エステルライン0.3号を巻いたアジングタックルでフルキャスト。

しかし、空気抵抗が大きくて思うような飛距離が出せません……。

釣り場にもよりますが、この日は魚が居るところまでルアーが届かないという致命的な状況を招いてしまいました。

アタリが!しかし‥‥

セニョールの巻き抵抗を感じながらスローに巻いていると、“コツッ”というアタリが! 反射的にフッキングしますが、決まらず……。

アタリの感じから、おそらく豆アジが小突いていると予想されますが、フックサイズが合わずなかなか上手いこと乗りません。

釣れはしたものの、飛距離とフッキング率に不満が残る結果に。

悔しいですがこの日は釣りを止め、対策を練って出直すことにしました。

実釣~改善編~

課題を解決すべく、翌日にリベンジマッチを決行しました。しっかりと対策をして爆釣を狙います!

フロートは必須かも

軽量かつ空気抵抗が大きい形状のために発生した“飛距離が出ない問題”は、フロートリグで解消。

以前の記事でご紹介した、自作スーパーボールフロートで遠投性能を向上させました。

▼スーパーボールフロートの作り方はコチラ

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フロートの代償として操作感や感度はどうしても落ちてしまいますが、釣果に影響するレベルではありません。

アシストフック

小さい魚でもフッキングできるように、アジングでお馴染みのアシストフック「鬼爪」を取付けました。

実釣してみると、昨日は掛けられなかったアジにしっかりフッキングが決まりました!(ビシッとアワセ決まるのって最高に気持ちいいですよね)

魚が掛かるとセニョールのボディが真っ直ぐに伸びるので、それを前提にして大きなストロークでアワセた方が良さそうです。

ルアーって奥が深い

長く使ったわけではありませんが、他のルアーやエサを上回ることもできそうなポテンシャルを感じました。

他に類を見ない形状とアクションには、無限の可能性が秘められていそうです。

また、投げて巻くだけの超簡単操作なのでビギナーさんやお子様にもオススメしたいルアーですね。

※野池でもかなりいい釣果を叩き出してくれました!

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