佐世保・朝長 則男氏(70)無所属・現 IRで移住促進期待

質 問(1)人口減少対策(2)カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致(3)石木ダム建設事業(4)自己PR

 (1)これまでに企業誘致や観光振興、自衛隊誘致などを進め、成果を上げている。ただ、決め手はない。農水産業振興などを含め、さまざまな対策を組み合わせることが重要だ。市外からの移住をサポートするプラザも設置し、数字は確実に伸びている。今後は未婚率を下げるほか、出産をしやすい環境づくりを図りたい。
 (2)IRには多くの職種があり、1万人の雇用を生むとされる。「雇用の多様化」で移住促進を期待でき、人口減少対策として推進する。経済効果も大きく、(IR事業者から徴収する)納付金で、文化やスポーツの振興もできる。国際都市として佐世保の位置付けはさらに高まる。
 (3)水源対策として石木ダムは必要だ。すでに移転した地権者がおり、道路工事が始まった。実際に事業は動いており、中止すれば市民や国に損害を与える。法律にのっとり粛々と進めていく。反対する地権者への説得は、事業主体の県の考えで進めることになる。ただ、法廷闘争にもなっており、話し合いは難しい状況だと思う。
 (4)今回で10回目の選挙。32年前、佐世保市議選に出馬した時からレモンをシンボルマークにしている。当時は新人で、レモンのようなフレッシュさをアピールした。今はそうじゃないかもしれないが、常にフレッシュな気持ちで仕事をしたいと考えている。

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