櫻井翔、初出場シーンに「グッとくるものがあった」。平成「紅白歌合戦」総決算

NHK総合で4月29日放送の「総決算!平成紅白歌合戦」(第1部=午後7:30、第2部=午後10:00)の取材会が行われ、第1部の司会を務める嵐の櫻井翔、出演する北島三郎、松田聖子が出席した。平成の30年間の「NHK紅白歌合戦」を振り返る特番で、櫻井は「昭和57(1982)年生まれで、平成に元号が変わった時(89年)が小学1年生だった。物心ついてからのすべてが平成だったので、締めくくる番組の司会のお話をいただいた時は驚きましたし、うれしく思います」と意気込みを明かした。

第1部では、平成30年間の歌唱名場面を特集し、平成の紅白を代表する歌手として嵐と北島、松田が集い、感動の思い出や今だから話せるエピソードを語り合う。嵐が初出場した2009年の紅白の場面も放送され、櫻井は「ガチガチに緊張した嵐が、大先輩である北島さんから『紅白とは』とお話を聞いているシーンがあって。ここからご一緒させていただいたんだなとグッとくるものがあった」と告白。また、嵐の楽曲「ふるさと」を北島、松田と共に歌うことも明かし、「2010年に嵐が初めて白組司会をさせていただいた時に歌った曲で、後に平成を締めくくる番組で北島さんと聖子さんと嵐で歌う曲に育つとは。夢にも思っていませんでした。すごく感動しました」とアピールした。

また、北島は「紅白は絶対になくなっちゃいけない番組だと思う。出演する私たちだけでなく、日本を離れている人やまだお仕事をしている方にも届く。今年はいろんなことがあったな、よし来年も頑張ろう!と、力をもらえる番組なんです」と紅白の意義を語り、昨年5年ぶりに紅白復帰したステージを「感謝でいっぱいです。平成最後の紅白に出させてもらって、私の一生の証しになったと思います」と振り返った。

松田も「紅白は特別な舞台なんです。立たせてもらうことの感謝の気持ち、そして最後の『蛍の光』では胸がいっぱいになる。私は昭和にデビューさせていただきましたが、平成も、新しい時代もこの気持ちは変わらず、出演者だけでなく視聴者の皆さんも1年が無事に終わる感謝の気持ちになれる素晴らしい番組として続いていってほしい」と令和になっても変わらずに残る番組になってほしいと訴えていた。

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