連休中も見られます 箱根仙石原・ガラスの桜、期間延長

春風に揺られてきらきらと輝いているクリスタルガラス製のペアの桜のツリー=箱根ガラスの森美術館

 箱根ガラスの森美術館(箱根町仙石原)で、春風に揺られてきらきらと輝くクリスタルガラス製のペアの桜のツリーが、観光客らの目を楽しませている。当初は4月中旬までとしていたが、5月19日まで延長し開催している。

 同館によると、しだれ桜のツリー(高さ6メートル)と同町の「町の木」であるヤマザクラのツリー(同7.5メートル)には、直径1.4センチのクリスタルガラス計8万8千粒をあしらった。近くにはソメイヨシノも植えられており、春の日差しを受けて輝きを放つ桜の“競演”が楽しめる。

 ヤマザクラのツリーは数年前から毎春恒例となっていたが、しだれ桜は今年初めてお目見え。隣接する宮城野地区で咲き誇る桜をイメージしたといい、岩田正崔館長は「本物の桜は期間が限られてしまうが、クリスタルガラスは長期間、本物とは異なる趣が楽しめる。違いも楽しんでもらえたら」と話している。

 午前10時~午後5時半(入館は同5時まで)。問い合わせは、同館電話0460(86)3111。 

© 株式会社神奈川新聞社