ブルペンに配置転換予定のウリアスが6回無失点の快投

【ドジャース3-1ブリュワーズ】@ミラー・パーク

ドジャースの22歳左腕、フリオ・ウリアスが自己最多の9奪三振を記録するなど、ブリュワーズ打線を相手に6回1安打無失点の快投を見せ、今季初勝利をマークするとともに、チームを勝利に導いた。ウリアスは2回裏に三者三振を奪うなど、5回裏二死からオーランド・アルシアにセンター前ヒットを打たれるまでノーヒットピッチング。6回表に味方打線が2本塁打で3点を先制すると、その裏もブリュワーズの上位打線を三者凡退に抑え、リリーフ陣に後を託した。9回裏にクローザーのケンリー・ジャンセンがクリスチャン・イェリッチに10号ソロを浴びたものの、ドジャースは3対1で勝利。ウリアスが今季初勝利、ジャンセンが今季6セーブ目をマークした。

ドジャースはブリュワーズ先発のザック・デービーズに5回まで無得点に封じられたものの、6回表に2番手のマット・アルバースからコディ・ベリンジャーが10号ソロ、マックス・マンシーが5号2ランを放って3点を先制。先発のウリアスをはじめとする4投手の継投でブリュワーズ打線を1点に抑え、3対1で勝利して5連勝となった。なお、故障離脱中の柳賢振(リュ・ヒョンジン)がまもなく戦列復帰するため、ウリアスはブルペンへの配置転換が予定されている。投球イニング数を抑える目的もあるため、必ずしもネガティブなものではないものの、4先発で防御率3.66、被打率.189、奪三振率10.07という好成績を考えると、先発ローテーションから外すのは勿体ない気もする。先発投手としての明るい未来を予感させるに足る、見事なピッチングだった。

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