湯河原町宮下の住宅の焼け跡から2015年4月、住人の女性=当時(66)=の遺体が見つかった殺人、放火事件は21日で発生から4年を迎える。節目を前に19日、被害者の知人らは墓前で手を合わせ、県警はJR湯河原駅前で情報提供を呼び掛けた。
被害者は生前、福祉作業所に通っており、利用者や職員計12人が現場近くの寺で墓参。被害者は甘い物が好きだったといい、親しくしていた利用者の女性はマドレーヌを供えた。
同作業所は毎年節目に合わせて墓参しており、「利用者は優しかった被害者との思い出がずっと心に残っている」と所長。「一日も早く犯人が捕まり、法の裁きを受けてほしいというのが変わらぬ思い」と力を込めた。