優れたアスリートは、ファンやメディアから愛称を付けられるもの。
サッカー界ではユニークなものを持つ選手も多いが、今回は中でもカッコいい“異名”をもつ5人を紹介しよう。
イスコ(レアル・マドリー)
愛称:マヒア
“マヒア”はマジック、すなわち魔法を意味するスペイン語だ。マラガからレアルに移籍してすぐカシージャス、セルヒオ・ラモスによって名付けられたという。
テクニカルな選手の多いスペインにあってもイスコが突出しているということがわかるあだ名だ。複数のディフェンダーをもかわしてしまう現象は魔法としか思えないが、サッカーはドリブルだけではない。
今シーズンはあまりうまくいっていないが、より無駄を削ぎ落としたときに本物の魔法を見ることができるだろう。
クシシュトフ・ピョンテク(ミラン)
愛称:エル・ピストレロ
今季突如セリエAに現れ、リーグを“荒らしまわっている”ピョンテクはミランに加入してもゴールを量産している。
愛称に関してはボスであるガットゥーゾが彼を“ロボコップ”に喩えると、ガンマンを意味する“ピストレロ”が良いと自ら反論。世代的にピンとこなかったのか、あの元闘犬ガットゥーゾの発言を一撃で撃ち落とした。
自身の特徴的なゴールパフォーマンスに因んだニックネームは、ポーズを披露する回数が多いこともあってかなり定着していると言えるだろう。
マリオ・バロテッリ(マルセイユ)
愛称:スーペルマリオ
今季途中からマルセイユに移籍し、日本人としては本田に続いて酒井ともチームメイトとなったバロテッリ。
愛称は日本とも関係のある“スーペルマリオ”。もちろんあの任天堂のゲームのキャラクターが由来である。自身のファーストネームにかかったものだが、そもそもゲームのマリオもイタリア人にちなんだキャラクターであることは有名だ。
現在はニースでの鬱憤を晴らすような活躍で相手がクリボーにすら見えるほど。問題さえなければやはりスーペルな選手である。
ファルカオ(モナコ)
愛称:エル・ティグレ
スペイン語で虎を意味する“エル・ティグレ”の異名をとるのがコロンビアを代表するストライカーであるファルカオだ。
リーベル・プレートでプレーしていた頃にとある試合で2ゴールを決めたファルカオは、アルゼンチンのテレビ番組によりその試合のベストプレーヤーに選出された。
その賞がスポンサーの石油会社のマスコットであるエッソタイガーを冠したものであったことから当時のチームメイトが冗談で呼び始めたのが由来だそうだ。
香川 真司(ベシクタシュ)
愛称:ボスポラスのサムライ
親日国ということもあってかトルコで大人気である香川。ベシクタシュ公式が彼を“ボスポラスのサムライ”と呼んだことでその異名が定着した。
ちなみにボスポラスとはベシクタシュの本拠地、イスタンブールがある海峡の名前で地名である。トルコでは良いプレーを見せているが、今のところ今夏の去就に関してはまだ決まっていないようだ。
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もし退団することになればこのニックネームはそれまでということになるが、サポーターの期待通り残留するのかどうか注目である。