まさかの結末 ドジャース・ヘルナンデスが決勝アーチ

【ドジャース5-3ブリュワーズ】@ミラー・パーク

ドジャースは2対2の同点で迎えた8回表に、エンリケ・ヘルナンデスがブリュワーズ4番手のジョシュ・ヘイダーから勝ち越しの5号3ランを放ち、5対3で勝利して連勝を6に伸ばした。ドジャースがロス・ストリップリング、ブリュワーズがヨーリス・チャシーンの先発で始まった一戦は、初回にクリスチャン・イェリッチの11号2ランでブリュワーズが先制し、ドジャースは2回表にアレックス・ベルドゥーゴのタイムリー二塁打、3回表にコディ・ベリンジャーの犠牲フライでそれぞれ1点を奪って2対2の同点に。ヘルナンデスに勝ち越し弾が飛び出した直後の8回裏、ブリュワーズはエリック・テームズの3号ソロで1点を返したものの、最後はドジャースの守護神、ケンリー・ジャンセンが三者凡退で締めくくった。

昨季リーグ優勝を決めた試合で3本塁打を放ち、今季も開幕戦で2本のアーチを架けるなど、要所で目立った活躍を見せるヘルナンデスだが、ヘイダーから放った決勝弾は「まさか」の一発だった。メジャーリーグの舞台で、ヘルナンデスはカウント0-2から本塁打を放った経験がなく、ヘイダーもカウント0-2からの被本塁打はゼロ。そんな状況でヘルナンデスは95.5マイルの速球を捉え、ひと振りで試合を決めたのだ。ヘルナンデスは今季ここまで20試合に出場し、打率.292、5本塁打、14打点、OPS.966をマーク。特に左腕には打率.500(16打数8安打)、2本塁打、OPS1.557という驚異的な強さを発揮しており、今季も「左腕キラー」ぶりは健在だ。

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