長崎帆船まつり 青空の下 セイルドリル披露

好天の下、来場者でにぎわったナジェジュダ(手前)、パラダのセイルドリル=長崎市常盤町

 長崎港一帯で開催中の「長崎帆船まつり」(実行委主催)で20日、4隻が帆を広げたり閉じたりするセイルドリル(操帆(そうはん)訓練)を披露した。雲一つない青空に白い帆が映え、大勢の見物客が歓声を上げた。

 ナジェジュダ、パラダ(ともにロシア)、みらいへ(日本)、コリアナ(韓国)が披露。このうち全長約110メートルのパラダでは、乗組員約100人が手分けしてロープを引き、約30分かけて1枚ずつ帆を広げた。全25枚を広げ終え、壮観な姿が現れると、見物客は拍手を送ったり写真を撮ったりした。

 夫婦で熊本県合志市から訪れた小塩英治さん(56)は「初めて見た帆船はきれい。ロープの多さにびっくり。見に来たかいがあった」と声を弾ませた。

 夜は船のライトアップや約1300発の打ち上げ花火が長崎港を彩った。

 21日は午前11時半からマーチングフェスティバルが開かれ、6団体がパレードなどをしてまつりを盛り上げる。打ち上げ花火は午後8時半から。

夜には打ち上げ花火もあり、ライトアップされた帆船とともに光のショーで市民や観光客らを楽しませた=午後8時40分、長崎市

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