茶の製造、販売を手掛ける前田園(長崎市片淵4丁目、前田茂社長)の本社敷地内にある茶園で20日、親子連れら約50人が茶摘み体験を楽しんだ。
茶摘みに適しているとされる八十八夜ごろに毎年開催している。2000平方メートルの茶園では、「やぶきた」「べにふうき」など5品種を栽培。初めて茶摘みをする参加者は社員から説明を聞き、新芽を探し出して丁寧に摘みとっていた。茶葉を蒸して乾燥させる工程も見学した。
家族4人で参加した市立茂木小3年の小田虎雅(たいが)君(8)は「(新芽を)探して摘むのが楽しい。お茶を早く飲んでみたい」と喜んでいた。