【MLB】菊池雄星、待望のメジャー初勝利、一問一答 「一番いままでで苦しい内容だった」

メジャー初勝利を挙げたマリナーズ・菊池雄星【写真:盆子原浩二】

6試合目での初勝利「ホッとしているというところが一番」

■マリナーズ 6-5 エンゼルス(日本時間21日・アナハイム)

 マリナーズの菊池雄星投手は20日(日本時間21日)のエンゼルス戦で5回10安打4失点の力投を見せメジャー初勝利を挙げた。開幕から6試合目にして手にした白星に安堵の表情を見せた。試合後の一問一答は以下の通り。

――苦しんだ中でも待望のメジャー初勝利となった

「ホッとしているというところが1番ですかね。今日は本当に苦しいピッチングで、初回からなかなかアウト取るのも難しかったですが、先に点を取ってくれてましたし、行けるところまで行こうと、気持ち切り替えて粘りつよく投げることができました。

 今日は特に打線、救援陣に助けてもらいながら勝つことができたと思う。マルコも来てくれて、そういう人たちに支えられて。特に5回は点を取ってもらって、球数もいけるところまでと気持ち入れていったつもりだったんですけど、よくない取られ方をしてしまって悔いの残るゲームになってしまった」

――開幕から6試合目での初勝利

「6試合目で1番いままでで苦しい内容だった、その中で勝てたというのをプラスにしたい。意識していなくても1勝目は早く欲しいなという部分は、考えないようにしながらも考えてしまうこともあったので、1勝できたということを次につなげていきたい」

亡くなった父・雄治さんへ「シーズントータルで活躍する姿を報告したいなと」

――亡くなった父・雄治さんへの報告も

 「そうですね、早く勝てれば、勝って報告したいという気持ちできましたけど、こうやって苦しんだ分、喜びも大きいですし、シーズンはまだまだ長いので、シーズントータルで活躍する姿を報告したいなと思います。1番アメリカに来ることを喜んでくれた父親でしたし、直接、お参りにも行けてない中で、まだ会えるんじゃないかという気持ちがどこかにあったりして、まだ実感もないのが正直なところ。最高の父親でしたし、いい報告ができると思います。もう、なりたくてもなれないですね。僕に1番影響を与えてくれた、少しでも父の背中に追いつきたいと日々過ごしてきたので」

――多くのファンが初勝利を待っていた、今後もたくさんの白星を

「日本の皆さんに送り出してもらってここにいるわけですし、待ってくださるファンの皆さん、1番は西武にいい報告できるように、成長したところを見せられるようにというのが1番のところ。西武への思いは強く持ちながら、やっていきたいと思います」

――ウイニングボールは?

「嬉しいですね、大切にしたいとおもいます」

――チームメートからの祝福は?

「ビールシャワーですかね。チームメートみんなに祝福してもらって勝てるのは嬉しいこと。みんなが喜んでくれて、僕もチームの勝利に貢献できて、もっともっと勝って、チームの力になりたいと思います」(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

© 株式会社Creative2