ベイトリールのラインの巻き方を伝授! 使う小物とコツを覚えれば簡単に出来るよ! ベイトリールを使う前に必ずしなければいけないリールへのライン巻き。複雑に思われがちな作業ですが、ラインのテンションなどのコツや注意点を押さえれば初心者でも簡単にマスターできる作業です。今回はそんなベイトリールのラインの巻き方を画像付きで徹底解説していきます。

ベイトリールのラインの巻き方について

ベイトリールを使う前に必ずしなければいけないリールへのライン巻き。特に根ズレやバックラッシュでラインを巻き替えることの多いベイトリールは自宅でも手軽にできるラインの巻き方を必ず覚えておきましょう。

また、ベイトリールはスピニングリールに比べると、巻き方の間違いがキャスト時のトラブルなど使用感にも大きく影響を与えるため注意が必要。機構が複雑であるため難しく感じがちなベイトリールへのライン巻きですが、巻き方を覚えてしまえば誰にでも簡単に出来るのです。

ベイトリールにラインを巻く前の準備

ベイトリールにラインを巻く前には必ず準備が必要。リールを用意することはもちろん、それぞれのベイトリールのスプール径に合わせたラインを必ず用意しましょう。また、日用品の中にも快適にラインを巻くのに使える道具があります。

ちょっとした準備の違いが後々のラインの巻き方にも大きく影響を与えるため、はじめてラインを巻く方はこれらの準備を必ず押さえておきましょう。

ラインの糸巻き量をチェックする

ベイトリールにはそれぞれのモデルによってラインの糸巻き量に違いがあります。リールのスプール径に合わせたラインの太さと長さをチェックし、それに合わせたラインを用意しましょう。

また深溝スプールのベイトリールに細いラインを合わせる際などには、事前に下巻きをしてラインの糸巻き量を調整する必要もあるため要注意です。

リールにロッドをセットする

ベイトリールにラインを巻く時は必ずロッドにリールをセットしましょう。リールをしっかりと固定できることはもちろん、スプールにラインを巻きつける角度を均等にできるためラインの巻く際に発生する偏りを軽減できます。

またロッドにテンションをかけながらラインを巻くことでムラを最小限に抑える効果もあります。

ペンとテープは必須アイテム

ベイトリールにラインの巻く時には日用品が大活躍。ボールペンやサインペンはラインが巻かれているボビン中央の穴の径と同じものが多く便利な道具になります。必ず準備しておきましょう。

またテープはスプールにラインを仮止めする際にラインが外れてしまうのを防止できるため、スムーズに作業を進めたい方におすすめのアイテムです。

ベイトリールのラインの巻き方

ベイトリールのラインを巻き方は一度覚えてしまえば非常に簡単な作業。一つ一つの要点をしっかりとチェックし、丁寧に作業を進めていけばはじめて挑戦する方も綺麗にラインを巻くことができます。

手順1:ガイドとレベルワインダーにラインを通す

スプールにラインを巻きつける際は必ずガイドとレベルワインダーにラインを通しましょう。レベルワインダーは通さずにラインを巻くことで、スプールに巻きつけるラインの量が不揃いになってしまうトラブルにつながります。

はじめて挑戦する方がやりがちなミスであるため注意しましょう。

手順2:テープで仮止めしたラインを結ぶ

レベルワインダーを通したラインをスプールに結びつける際はテープでの仮止めがおすすめ。仮止めしたラインをハンドルで2回ほど回転させることで、ラインがしっかりとスプールに巻きつくため結びつける作業が快適に行えます。ラインをスプールに結ぶ際は結び目の小さいユニノットが定番です。

▼ユニノットの解説はこちら

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手順3:足とペンを使ってボビンを固定する

スプールにラインをしっかりと結びつけた後はいよいよラインの巻きつけです。ラインが巻かれているボビンに準備したペンを差し込み、必ず足でしっかり固定しながら巻きつけましょう。

ボビンを足で固定することで適度なテンションを保ちながらラインを巻くことができるためムラのない綺麗な仕上がりになります。

手順4:適度テンションをかけながらラインを巻く

ラインを実際に巻きつける際は軽い力で5、6回巻き付けを行なってから、テンションをかけてラインを巻きましょう。固定したボビンがずれないように注意しながら、常に適度なテンションでラインを巻くことを意識。

早く巻こうと急いでハンドルを巻いてしまうとテンションにムラが生じてしまうため、慌てず一定速度での巻き付けを意識することも大切です。

ベイトリールにラインを巻く際の注意点

ベイトリールにラインを巻く際には注意をしてもらいたいポイントがいくつかあります。ベイトリールはラインの巻き方を間違ってしまうとキャスト時のトラブルになることも珍しくありません。またラインへのテンションのかけ方を間違えるとせっかく買った新品のラインが台無しになることも……。

こんなトラブルを防ぐためのちょっとしたコツや専用アイテムを用意することでより快適にラインを巻くことができますよ。

テンションをかけすぎるとラインブレイクすることも

ベイトリールにラインを巻く際のポイントの一つがラインへの適度なテンション。特に8ポンド以下のラインを巻くことの多いベイトフィネスリールなどを使用する際は過度にテンションをかけすぎると新品のラインでもラインブレイクするリスクがあるため注意が必要。ラインがしっかりと張る適度な強さを意識することが大切です。

PEラインを巻く時は要注意

PEラインは他のラインに比べると特殊な性質があるためベイトリールに巻く際は注意が必要。特にスプールへの巻き付けは仮止めではなくスプールにテープを使ってしっかりと固定しなければ、ラインが滑ってしまいファイトやフッキングの際に空転してしまうことがあります。

またテンションをやや強めにかけることで空転だけでなく糸噛みのリスクも軽減できます。

ラインの巻き量は必ず適正量の範囲内で

ベイトリールにラインを巻く際はスプールの適正に合わせたライン量も大切。ベイトリールのラインは少なすぎるとラインブレイクやバックラッシュ時に釣りにならなくなってしまいます。

逆にライン量が多すぎるとスプールの回転などに影響を与え、飛距離や使い勝手が悪くなる可能性も。イメージとしては「スプールエッジのテーパーにやや爪がかかる量」を心がけてみましょう。

濡れた布や専用アイテムでトラブルレスにラインを巻ける

ベイトリールに快適にラインを巻く為には専用アイテムを用意するのもおすすめ。特に濡れた布は自宅にある不要なタオルなどを濡らしてラインを巻く際に掴みながらテンションをかけることで熱によるラインへの負荷を最小限に抑えることができます。

また複数のリールのラインを巻き替える時には各メーカーから販売されているライン巻き専用のリサイクラーなども人気です。

基本を押さえてベイトリールのラインの巻き方をマスターしよう!

ベイトリールのラインの巻き方は基本を押さえれば誰でも簡単に実践可能。しっかりと巻き方を理解して、自宅にある日用品を活用すれば今すぐベイトリールでの釣りを楽しめます。注意点を意識し焦らず丁寧な作業を心がければ初心者でも安心してラインを巻くことができますよ。ベイトリールを複数持っている方やマメにラインを巻き替える方は専用のアイテムを用意するのもおすすめです。

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