5点差逆転されたヤンキース ロマインがサヨナラ打

【ロイヤルズ6-7xヤンキース(延長10回)】@ヤンキー・スタジアム

ヤンキースはリリーフ陣が8回表に大量6点を失い、5点のリードをひっくり返されたものの、直後の8回裏に追い付いて、延長10回裏にオースティン・ロマインのタイムリーでサヨナラ勝ち。本拠地でのロイヤルズ4連戦を3勝1敗で勝ち越した。5点リードの8回表、ヤンキースは3番手のチャド・グリーンが無死満塁のピンチを招き、4番手のアダム・オッタビーノが登板。ところが、オッタビーノはアダルベルト・モンデシーに2点タイムリー二塁打、アレックス・ゴードンに4号3ラン、ハンター・ドージャーに6号ソロと3連続長打を浴び、瞬く間に逆転を許してしまった。しかし、8回裏にロマインが同点タイムリーを放ち、延長10回裏にも中堅ビリー・ハミルトンの頭上を越えるサヨナラタイムリー。「8番・捕手」のロマインが3安打3打点の活躍でチームを勝利に導いた。

ヤンキース先発のジェームス・パクストンは、8回2安打12奪三振無失点の快投を見せた前回登板に続いて6回3安打12奪三振無失点と素晴らしいピッチングを披露。ヤンキースの投手が2試合連続で12奪三振以上を記録するのは、1998年のデービッド・コーン以来2人目の快挙だった。2回までに2点を先行し、5回裏にはクリント・フレイジャーが6号3ランを放ち、パクストンの好投もあって7回終了時点で5対0と楽勝ムードが漂っていたが、8回表にリリーフ陣がまさかの6失点。しかし、2回裏にタイムリーを放っていたロマインが勝負強さを発揮して8回裏に同点タイムリー、10回裏にサヨナラタイムリーを放ち、故障者続出に苦しむチームを救った。

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