ボーティがサヨナラ打 カブスがロースコアの接戦を制す

【ダイヤモンドバックス1-2xカブス】@リグリー・フィールド

カブスはデービッド・ボーティのサヨナラ打で接戦を制し、ダイヤモンドバックスに2対1で勝利。本拠地での3連戦を2勝1敗で勝ち越した。ダイヤモンドバックス先発のロビー・レイが6回4安打1失点、カブス先発のタイラー・チャットウッドが6回2安打無失点と好投し、ロースコアの投手戦となった一戦は、9回表にジャロッド・ダイソンがカブスのクローザー、ペドロ・ストロップから起死回生の3号同点ソロ。しかし、カブスは直後の9回裏にダイヤモンドバックス4番手のアーチー・ブラッドリーからハビアー・バイエズの二塁打などで無死一・三塁のチャンスを作り、最後はボーティがセンターへのサヨナラタイムリーを放って試合に決着をつけた。

故障離脱しているエース左腕のジョン・レスターに代わって先発に回ったチャットウッドが今季初先発で6回2安打無失点の好投。9回表にストロップが同点弾を浴びたため、勝利投手になることはできなかったものの、「彼にはとても満足しているよ」とジョー・マドン監督の期待に見事に応えてみせた。前日の試合ではダルビッシュ有が敗戦投手となったものの、直近の先発登板ではホゼ・キンターナ、コール・ハメルズ、カイル・ヘンドリックスの3人がいずれも7回無失点と好投し、この試合のチャットウッドも6回無失点。安定感抜群の先発投手陣が、開幕ダッシュ失敗から勝率5割に復帰した原動力となっている。ダルビッシュが本来の姿を取り戻せば、この先発投手陣はさらにパワーアップするだけに、1勝3敗、防御率5.96と苦しむダルビッシュの一刻も早い復調が望まれるところだ。

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