前作『2兆円』で高い評価を受けたアーティスト、東郷清丸。奇想天外なアイデアを詰め込んだ最新作『Q曲』を5月29日にリリースする。

トレードマークの赤、見たものにインパクトを与える印象的なビジュアルアートを入り口に、極め付けはその芳醇かつ絶妙なポップス加減のソングライティングで注目を集めている東郷清丸。名実ともにその才能を知らしめたアルバム『2兆円』が七尾旅人、スカート澤部渡、DAOKOと言ったアーティストからのレコメンドをきっかけに話題となり、FUJI ROCKのRookie A Go Goステージにも出演、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文が主宰するAPPLE VINEGAR MUSIC AWARDにも優秀な音楽作品としてノミネートを受けた。

Unknown Mortal OrchestraやDirty Projectors、Buttering Trioをフェイバレットに挙げる東郷の音楽性はしかし、更に今作で深度を高め、広義のダンスミュージックやワールドミュージックをも取り込みつつも、あくまでに清丸ワールドを展開する、唯一無二とも言える新境地に。

ライブでもバンド編成としておなじみのベース厚海義朗(GUIRO、cero他)、ドラムス河合宏知に加え、パーカッション・コーラスに角銅真実、キーボードに別所和洋(ex:YASEI COLLECTIVE)、二胡に吉田悠樹(NRQ)、フルートに池田若菜、サックスにあだち麗三郎、トランペットに三浦千明…と今作には数多くのゲスト陣が参加。更には収録曲「シャトー」で、mei eharaとのデュエットに挑戦している。レコーディング・ミックス・エンジニアには葛西俊彦、マスタリング・エンジニアは風間萌、そしてアートワーク、デザインは前作同様、アートディレクター髙田唯(Allright)と後藤洋平(gtP)による鉄壁の布陣。

また、収録曲「L&V」「アノ世ノ」「秋ちゃん」「龍子てんつく」は、劇場ぷちアニメ「恋するシロクマ」のメインテーマ曲としてタイアップもされている。

究極の9曲が収録された今作『Q曲』とは、新しく来たる世界へ掲げた、大きく曲がりくねったクエスチョンマークである。そして、いわばそんな混迷とした時代の中へと颯爽と突き進むような、この野心的なポップス冒険譚である本作こそがアンサー、必聴。

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