これも立派な釣りだ!引っかけ釣りの楽しみ方とマナーを解説 エサやルアーを喰わせる一般的な釣りとは異なり、魚に針を引っかける「引っかけ釣り」。代表的な対象魚や楽しみ方、大切なマナーを解説します。

引っかけ釣りとは?

引っ掛け釣りは「ギャング釣り」とも言われ、魚に針を引っかけて釣る釣法です。

エサやルアーを喰わせる一般的な釣りとは異なり、意図的に針を魚に掛けて釣ります。専用の仕掛けも発売されており、マナーさえ守れば誰でも楽しめるのです。

引っかけ釣りのマナー

引っ掛け釣りは特殊な釣りゆえに、気を付けたい事がいくつかあります。うっかりマナー違反にならないように気をつけてくださいね。

「食べる」ことを目的にしよう

当然ですが、引っ掛け釣りで釣れた魚は、魚体に針が貫通した状態になります。そのため、リリースすることはできません。

モリ突きで魚を獲るのと同じように、釣れた魚を食べるのが基本です。

「引っかけ釣り禁止」に注意しよう

一部の釣り場では、引っかけ釣りが禁止されていることがあります。「知らなかった」とならないように、禁止場所ではないことを事前に確認してから楽しみましょう。

また、地域によっては特定の魚種の引っかけ釣りが禁止されていることもあるため、こちらも注意してくださいね。

人が少ない場所で楽しもう

引っかけ釣りをすると、周囲の魚が散ってしまうことがあります。近くで釣りをしている人の迷惑にならないよう、人の少ない場所を探すのがベストです。

引っかけ釣りの対象魚

ボラ掛け

ボラ掛けは引っかけ釣りの代表格で、ボラが美味しくなる冬に盛んに行われる釣法です。

針とオモリを付けただけの簡単な仕掛けで、投げてシャクリながら巻くか、足元にいるボラを狙って引っかけます。

ハゲ掛け

ハゲ掛けはボラ掛けと並び、もっともポピュラーな引っかけ釣りです。アミエビなどを使ってカワハギを足元に寄せ、投入した仕掛けをシャクって引っかけます。

コマセカゴとセットになった専用の仕掛けと、専用の竿も発売されています。

フグカットウ

フグのカットウ釣りは、船から行う引っかけ釣りです。主なターゲットはショウサイフグというフグで、東日本から西日本まで広く楽しまれています。

アオヤギという貝や赤えびなどをエサ針にセットしてフグを寄せ、カットウ針に引っ掛けて釣ります。専用の仕掛けと竿を使うのがおすすめです。

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マナーを守って楽しもう

引っかけ釣りは「邪道」なんて批判をされることもありますが、食べることを目的にするなら、網で獲ったりモリで突いたりするのと何も変わりません。

ルールさえ守れば誰でも楽しめ、意外と奥が深い釣りです。ぜひ、挑戦されてはいかがでしょうか!

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