ウルシェラが2度の勝ち越し打 ヤンキース延長戦制す

【ヤンキース4-3エンゼルス(延長14回)】@エンゼル・スタジアム

3回終了時点で2対2の同点だったヤンキース対エンゼルスの一戦は、そのまま延長戦に突入。ヤンキースは7番のジオ・ウルシェラが延長戦に入ってから2度の勝ち越し打を放つ活躍を見せ、延長14回までもつれた熱戦を4対3で制した。延長12回表に一死一・三塁のチャンスを迎えたヤンキースはウルシェラがセンターへの犠牲フライを放って勝ち越しに成功。その裏、クローザーのアロルディス・チャップマンがブライアン・グッドウィンに同点タイムリーを浴びたものの、延長14回表二死一・三塁のチャンスでウルシェラが右中間に落ちる勝ち越しタイムリーを放ち、これが決勝点となった。延長13回からの2イニングを無失点に抑えた6番手のジョナサン・ホルダーが今季初勝利。エンゼルスは粘りを見せたものの、リリーフ陣が最後に力尽きた。

ヤンキースがJ.A.ハップ、エンゼルスがマット・ハービーの先発で始まった一戦は、初回にヤンキースがルーク・ボイトの5号ソロで先制。2回裏にエンゼルスはジョナサン・ルクロイの1号2ランで逆転したが、直後の3回表にヤンキースはグレイバー・トーレスの犠牲フライで同点に追い付いた。その後は両軍無得点が続き、延長12回には1点ずつを取り合って、試合は延長14回に突入。ヤンキースは先頭のトーレスが空振り三振に倒れるも、捕手ルクロイの一塁への悪送球により出塁し、そこからチャンスを広げてウルシェラが決勝タイムリーを放った。ハップは7回3安打2失点、ハービーも6回3安打2失点と好投。両先発がともに好投しただけに、リリーフ陣の層の厚さが勝敗を分ける要因になったと言えそうだ。

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