田上市長が初登庁 「4年間、全力で」

職員に出迎えられて登庁する田上市長=長崎市役所

 長崎市長選で4選を果たした田上富久市長(62)が23日、長崎市役所に初登庁した。市幹部らを前に「これから4年間はこれまでの取り組みが形になる大切な時期。4年間、市民のために全力で働く。誇りや気概を持ってそれぞれの使命を果たしてほしい」と呼び掛けた。

 田上市長は午後1時前、公用車で長崎市役所に到着。玄関で花束を受け取り、職員の拍手に出迎えられながら市長室に入った。

 市議会議場で幹部ら約140人を前に就任あいさつ。選挙戦で市内を回って感じたこととして「現場の大切さ」「伝えることの大切さ」「市民からの期待」の3点を挙げた。伝えることに関しては「市の状況や計画について正確な情報が市民に伝わっていないと感じた」と反省を口にして、「日々の仕事の中に広報が組み込まれているか考える必要がある。市役所の信頼を増すため、広報上手な市役所になる取り組みを強化したい」と意欲を示した。

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